むくみがあるお年寄り向けの靴
高齢者でむくみがある方は多いです。
腎臓や心臓などの臓器が衰えてくるのに加え、運動量も減るからです。
むくみがある方の場合通常の靴では足が入りません。
もともと横幅が広いタイプの靴にするか、甲の高さを調整できるタイプの靴を履くことになります。
浮腫んだ足でも履ける靴を紹介します。
むくんだ足でも履ける靴
甲が全開タイプ
- 甲の部分で合わせる形
- 完全に開くことができ、甲の高さを調整可能
- S~5Lまであり、自分でワイズ調節できるためワイズの選択肢はなしの様子(3Eのみ)
- 片足のみで販売しているお店もあり
甲をマジックテープで留めるタイプで全開になるため、甲高を調整することができます。
調整できる幅は限られているため、あまりにもひどい浮腫の場合は難しいです。
屋内用で施設で履いている方は多いです。
しじら織り、かすり生地などオシャレなタイプもあります。
幅の調整はできるのでちょっとした変形には対応できますが、生地が硬めなのでリウマチなどでひどい変形がある場合はあたると痛いと思います。
両手で引っ張りながら留めないといけないため自分できつく止めるのはやや難しいですが、介護としては履かせやすい。
前の合わせを緩くすると脱げてしまうので、緩めに留めたい場合は、次に紹介するベルト付きの方が安定して脱げにくいです。
甲が全開+ベルトタイプ
- 甲の部分で合わせる形になっている
- 完全に開くことができ、どれくらい合わせるかで甲の高さを調整可能
- 足首辺りでベルト固定できるため、甲部分を緩めにしても脱げにくい
さっと履くにはベルトなしの方が楽ですが、歩行訓練をする場合はこちらの方が安定します。
屋内用です。
横幅が3E(標準)~9E(ゆったり)まであります。
むくみ足への対策だけでなく、つま先が開いているため水虫予防にもよいです。
オープンマジックⅡが4色、Ⅲが4色です。
左がオープンマジックⅡ、右が改良版のオープンマジックⅢです。
ダブルマジックⅢ
- 3E(標準)~11E(ゆったり)まである
- 片足販売のものもあり(9E~11Eは片方販売のみ)
横幅が11Eまでワイズ(横幅)を選べるので、むくみのある方でもあったものを探しやすいです。
ベルト部分も調整ができ、最大2cmベルトを伸ばすことができます。
ベルトは調整できても、足先の幅は固定で調整はできないので、3E~11Eの中の合うものを買いましょう。
片足のみむくみがひどい場合は、片足ずつ違うサイズを買うことで対応できます。
公式サイトであれば、あゆみシューズ公式 ベルト花柄刺繍サービスをオプション(1円)で付けられます。
ワイドベルト
- 9E相当のワイドサイズで、ゆったり履ける
- M~3Lまであります。
- 室内履きのルームシューズ
- むくみ、足の腫れの方向け
- ベルトで大きく開くので足を入れやすい
全体が柔らかいので、車椅子の方や、あまり歩かない方向けです。
むくみがある足でも履ける靴下
しめ付けない靴下
介護福祉士が考案した、口ゴムなしだけどずり落ちない、しめ付けない靴下です。
ゆる~く優しい履き心地です。
むくみがある方でも締め付け感を感じることなく履くことができます。
発売4年で86,600足も売れた大ヒットの商品です。
むくみ予防の運動器具
むくみ予防に木製のあしふみ器
足のむくみは、病気でも病気でなくても、足の血流が悪くなるとおきます。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれ、血液を心臓に送り返すポンプの役割をしています。
座りっぱなしだとどんどん足の下の方に水分がたまってむくみがおきます。
お散歩など歩いてふくらはぎを使うことで予防になりますが、転ぶ危険があってお散歩できない方は、ご自宅で足首を使うのがおすすめです。
こちらの足ふみ器は、デイサービスや老人ホームなどでも使われている運動器具です。
足を乗っけるだけで自然と動き始める不安定な作りになっていて、軽い気持ちで無理なく運動をすることができます。
5分間ラク~に1,000歩行うだけで、ウォーキングにしたら20分相当の運動量になるそうです。
動画では95才のおばあちゃんが楽しそうに使っていますよ。
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