むくみがあるお年寄りの靴
むくみがある方の場合通常の靴では足が入りません。
もともと横幅が広いタイプの靴にするか、甲の高さを調整できるタイプの靴を履くことになります。
むくみがあって足が腫れていても履ける靴を紹介します。
■甲が全開タイプ
甲の部分で合わせる形になっています。
完全に開くことができ、どれくらい合わせるかで甲の高さを調整できます。
けれども、調整できる幅は限られているため、あまりにもひどい浮腫の場合は難しいです。
S~5Lまであります。
合わせでワイズを変えられるので、3Eのみのようです。
片足のみで販売しているお店もあります。
屋内用で、施設で履いている方は多いです。
しじら織り、かすり生地などオシャレなタイプもあります。
幅の調整はできるのでちょっとした変形には対応できますが、生地が硬めなのでリウマチなどでひどい変形の場合はあたると痛いと思います。
両手で引っ張りながら留めないといけないため自分できつく止めるのはやや難しいですが、介護する側としては履かせやすい。
前の合わせを緩くすると脱げてしまうので、緩めに留めたい場合は、次に紹介するベルト付きの方が安定して脱げにくいです。


■甲が全開+ベルトタイプ
甲の部分で合わせる形になっています。
完全に開くことができ、どれくらい合わせるかで甲の高さを調整できます。
さらに、ベルトで固定できるため、緩めにしても脱げにくいです。
さっと履くにはベルトなしの方が楽ですが、歩行訓練などをする場合はこちらの方が安定します。
屋内用です。
横幅が3E(標準)~9E(ゆったり)まで選べます。
むくみ足への対策だけでなく、つま先が開いているため水虫予防にもよいです。
オープンマジックⅡが5色、Ⅲが4色です。
左がオープンマジックⅡ、右が改良版のオープンマジックⅢです。


オープンマジック
■ワイドベルト
9E相当のワイドサイズのゆったり履けるシューズです。
M~3Lまであります。
室内履きのルームシューズです。
むくみ、足の腫れの方向けの靴です。
ベルトで大きく開くので足を入れやすいです。
その他、甲の調整はできなくても、もともとワイズを選べるリハビリシューズなどもあるので、入るようであればそちらでもよいと思います。
その他のワイズ(横幅)が選べる靴はこちらの記事で紹介しています。
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