【シルバーカー(押し車)】老人向け歩行器の選び方を理学療法士が紹介

歩行器の種類と選び方

お年寄りが押して歩く歩行器には種類があります。

大きさや形によって不安定さが違います。

体の状態、使用目的によるおすすめを紹介します。

≪目次≫

1、シルバーカーの種類

2、シルバーカーの選び方

・大きいタイプ
・中間サイズタイプ
・大容量タイプ
・小さいタイプ
・持ち手が縦のタイプ
・段差を楽に乗り越えられるタイプ

1、シルバーカーの種類

お年寄りが両手で持って押すタイプの押し車を歩行器といいます。

歩行を補助するため器具という感じです。

その中でも、リハビリ用ではなくデザイン性がある実用的なタイプのものをシルバーカーと呼ぶことが多いです。

買い物に行ったり、施設の中の移動手段に使います。

シルバーカーと一言で言ってもたくさんの種類があります。

荷物を入れるところがついているもの、座る所が付いている物、大きいもの小さい物。

持ち手が横向きな物、縦向きなもの。

どれも理由があってそのような形になっており、それぞれ利点・欠点があるので、体の状態、使用用途にあったものを選ぶ必要があります。

リハビリで使うようなシンプルな歩行器ではなく、実際に家族が購入するようなシルバーカーについて説明します。

2、シルバーカーの選び方

■大きいタイプ

横幅があって重いタイプはとても安定しています。

左の物は、幅が50cmあって重さも7.5kgあります。

右の物は、幅が48cm重さは5kgです。

座る部分の横にひじ掛けのようなものもあるので、座った際も安定感があります。

老人施設であれば広々しているので、こういったも野でも使いやすいのでおすすめです。

荷物をたくさん入れられるので、買い物をする場合にも便利です。

ただ、小さい物に比べて場所をとるため、車に乗せたり玄関に置いて置いたりするには邪魔になります。

■中間サイズタイプ

横幅が45cm前後のタイプです。

こちらのタイプが一番多いです。

座る部分の横にはひじ掛けの様な物はなく、重さも4~5kgくらいです。

大きい物に比べると軽い分、横への不安定性は増しますが、大きいタイプほどがっちりした物はいらないけど、小さいタイプだと不安という方にちょうどいいのではないでしょうか。

荷物を入れる所も大きめです。

■大容量タイプ

荷物をたくさん入れられる、金属のカゴでできているタイプがあります。

男性が持っても違和感がないないようなカゴがむき出しになっているシンプルなタイプやそのまま家の中に持ち運べるバッグ付きのものもあります。

横幅は比較的広めで46cm前後です。

金属のカゴのものは5kg前後でちょっと重くなりますので、安定感はよいと思います。

ん。

左のタイプは座れますが、右のバッグが入ったタイプは座れません

けれども、買い物かごを載せて歩くことはできるので便利です。

■小さいタイプ

横幅が狭く、荷物を入れるところもかなり小さいコンパクトタイプです。

縦の長さはあまり関係ありませんが、横幅が狭いということはそれだけ横への安定感がなくなります。

また、重さがないので、バランスを崩した時に持ち上がってしまう可能性は高いです。

小さいので車に乗せる時なども楽で、玄関でも邪魔になりにくいですが、歩行状態がかなり不安定な方はこちらは選ばない方がいいです。

上の二つはどちらも横幅が狭く41と42cm

重さは左が2.7kgで左が4.3kgなので差があります。

軽ければいいというわけではないので、体の状態に合わせた適度な重さの物を選ぶとよいです。

施設では、安定感を出すためにわざと歩行器に重りを載せて重くしたりもします。

■持ち手が縦のタイプ

持ち手が横向きの物が多いですが、縦になっているものもあります。

腰が曲がっていて歩行器に体重をかけたり真っすぐ進む際には横向きの方が握る力がいらず楽に押せますが、曲がる時を考えると持ち手が縦の方がコントロールしやすいです。

座る所が手前についているので、歩いている状態から休憩するのが楽です。

シルバーカーの前に回って座るのが危険なようであれば、こちらのタイプの方が安全です。

持ち手が背もたれの様になるので、横に転がる心配も少ないです。

■段差を楽に乗り越える

こちらは3cmまでの段差なら楽に乗り越えられるタイプです。

工夫を凝らした逸品のようです。

座る所がついているとのことですが、そのあたりがどうなっているかは分かりません。

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