※アフィリエイト広告を利用しています

【車椅子用座布団】クッションの種類と選び方、ベルト、テーブル、防水シート

車椅子用クッション・ベルトの選び方

車椅子と一緒に使うと便利な座布団やテーブルなどを紹介します。

車椅子は移動するためにできており、本来長く座るようにはできていないため、座り心地を良くして長く座るためには、座布団を使用する必要があります。

車椅子用クッションは、お尻が痛くないように使う座布団の他に、体が左右に倒れてしまうのを防ぐために背中に入れるクッションもあります。

それでも体が倒れてしまう方のためのベルトや麻痺した足が落ちるのを防ぐためのフットベルトもあります。

そういったものを上手く使って車椅子を快適なものにしましょう。

車椅子の選び方はこちら

≪目次≫
1、座布団
2、背もたれ用クッション
3、防水シート
4、テーブル
5、転落防止ベルト
6、フットベルト
7、まとめ

1、座布団

車椅子は移動のために使うためのものです。

座り心地なども考慮したクッション性のあるタイプもありますが、通常は長時間座っていても快適なほど座り心地よくはできていません。

施設の車椅子など、手入れの簡単さを重視しているものはなおさらです。

一般的に売っている普通も綿のクッションでもいいですが、車椅子の座面の大きさにあったウレタンのクッションなどもあるのでぜひ参考にしてください。

 座布団の種類(利点と欠点)

車椅子用のクッションは、丸洗いできるもの、天日干しができないもの、薄いもの、厚いものいろいろあります。

価格が高く、しっかりしたものがいいというわけではなく、体の状態によってあってるものを選ぶ必要があります。

カタログにあるようなしっかりめの座布団

≪利点≫

  • しっかりと除圧されるため、痛くなりにくい
  • 車椅子専用の物は車椅子のサイズに合っている

≪欠点≫

  • 高い
  • 沈み込むので立ちにくい
  • 厚みがありすぎて足が届かなくなる可能性あり
簡易的な座布団

≪利点≫

  • 安い
  • 厚すぎないものなら座面の高さがさほど変わらない

≪欠点≫

  • 物によってはあまり痛みを軽減できない

 座布団の種類と選び方

しっかりタイプ

gel-tクッション

  • 全面防水カバー
  • お尻を包み込む流動性ゲルが前ずれ横ずれを防ぎ適正座位を保つ。
  • 3層構造でひんやり感がない。
  • 40cm×40cm×5cm
ピタシートクッション
  • 硬くならず、柔らかくならない(気温変化でも硬さ変らない)
  • 蒸れにくい(格子構造)
  • いつも清潔(水洗い可能、オゾン消毒にもつよい)
  • 耐久性に優れている
  • 40cm×40cm×5.5cm
テンピュールMEDケアクッション
  • 防水加工のカバーでお手入れが楽
  • 医療の現場でも使用できるプロ仕様のケアコレクション
  • 40cm×40cm×5cm

 ばりジェラックス
  • 現場のプロも推奨
  • 車椅子専用に設計・開発
  • カバーは防水加工
  • 介護用品メーカーと介護ショップの共同開発商品
  • ジェル&ウレタンで底付感なし
  • 40cm×40cm×5cm

自分で立ち上がれない方は、お尻が痛くてもお尻を持ち上げたり、重心を右や左に移動することが難しいです。

そのような場合、気を付けていないと褥瘡(床ずれ)ができやすいです。

ただお尻が痛いだけでなく、身動きが取れないような重度の方は、福祉カタログでも扱われるようなしっかりしたタイプの方が安心です。

高めではありますが、お尻への部分的な圧迫がないよう、除圧機能がしっかりしています。

ただし、クッションが厚めになると座面が高くなりすぎ、足が床につきにくくなってこぎにくくなります。

自分で足をついて車椅子をこぐ場合には高さに注意が必要です。

車椅子が低かったり背が高ければ問題ありませんが、もともと足がつきにくい場合は座布団の高さは高くしない方がよいです。

介助量が多い方の場合、姿勢保持が難しくずり落ちやすい場合も考えられます。

ずり落ち防止のため、前がやや高くなっている座布団もあります。

ただしそういったものは前に重心を移しにくいため、立ち上がる際には立ちにくいので介助が必要です。

市販の安価なタイプ

自分で立ち上がったり、体を左右前後に傾けたりできる方は、分厚い高価なクッションは必要ないです。

厚みがあり過ぎると、車椅子をこぐ際に足が届きにくかったり立ち上がる際に沈み込んで立ちにくかったり、動きにくくなる場合があります。

過度に機能を求め過ぎず、サイズが合っていて厚みがありすぎない普通の物を選ぶとよいです。

ただ、市販のウレタンのクッションはどれもだいたい5cmあるようです。

福祉カタログに載っている物ほどしっかりしておらず、厚みはつぶれていくのでは思いますが、座面が高くなりすぎないように気を付けてください。

左の物は厚さ4.5cmです。

2、背もたれ用クッション

背もたれ用クッション

背中の部分にあて、左右から支えて体を安定させる背中用クッションです。

左右の部分が出っ張っており、左右へのぐらつきを防ぎます。

小さめの車いすの場合はやや浅く座る形になってしまうので注意が必要です。

座布団とセットの物もあります。

また、背クッションとセットになっている座布団は、画像のように座布団の前部分が高く盛り上がっている物が多いです。

前部分を高くすることでずり落ち防止にはなるの、重症度が高い方はこういった物を使います。

けれども、重心を前に移して立ち上がるということがやりにくいので、自分で動く方にはこのような形は不向きです。

商品ページの口コミも参考にしてください。

ただ背中が痛いからクッションを使いたいという場合には、市販の薄い座布団を背中に当てるといいです。

 肘掛け用のクッション

肘掛け用のクッションもあります。

肘を置いていて痛いと感じたり、汗でべたべたして不快に感じる場合にはこういった物を使うのもおすすめです。

こちら車椅子以外にも使え、私はデスクワークチェアに付けていますが、マジックテープで簡単に調整できて便利です。

形状が2種類ありますが、私が使用しているこちらの写真のものは平らな形状の方です。

3、防水シート


車椅子用防水シート

車椅子にかけて使う防水シートです。

失禁や食べこぼしなどで汚してしまう方に便利です。

こちらピンクと緑があります。

表はパイル地の様子。

口コミをみると、防水の部分が滑り止めの効果があるように思えますと書いている方がいます。

4、テーブル


車椅子用テーブル

車椅子に付けるタイプのテーブルがあります。

ご飯を食べる際に使うという使い方とは別に、前に倒れがちな方が腕を乗せて姿勢を保つという使い方もします。

眠ってしまって前方へ転落することを防ぐためにもにも使えます。

5、転落防止ベルト


車椅子用ベルト

車いすからの落ちるのを防ぐベルトです。

施設ですると身体拘束で虐待になるので今は禁止されていますが、売っているということは家庭で安全のためにするならいいのかも知れません。

このままおでかけするときなどは、本人の自尊心を傷つけないためにもひざ掛けで隠すなど考慮しましょう。

6、フットベルト


フットベルト

足に麻痺などがあり、車椅子のフットプレートから足が落ちてしまう方用のベルトです。

足が後ろに落ちないようにする帯は車いすに元々ついていますが、前に飛び出ないためのベルトはついていないので、必要であればこういったものを使用するといいです。

使っている方はあまり見かけませんが、あると便利ですね。

7、まとめ

車椅子に使うクッションは、体に合ったものを使いましょう。

座りっきりの方
  • カタログにあるような座布団で床ずれ予防
  • 横に倒れるようなら背中用クッションも使用
  • ずり落ちるようなら前の部分が持ち上がっている座布団やベルトを使用
  • 車椅子をこぐなら足が届かなくならないよう厚みに注意

立ち上がり、車椅子駆動ができる方
  • お尻が痛くない程度の市販の座布団でもよい
  • 沈み込み過ぎると立ち上がりにくくなる
  • 分厚い座布団で足が届かなくならないように注意(こげなくなる)