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電動ベッドを使う時の注意点

理学療法士としての経験から、これはお伝えしておこうと思う電動ベッドの注意点を紹介します。

通常の使い方についてはいろんなサイトに載ってると思うのでそちらを参考にしてください。

 

電動ベッドを使う時の注意点
①上げ下げする時、ベッド柵から手足が出てないか確認
①壁と微妙な隙間は開けない
③起き上がれない方は頭側をあげてから起きる
④血圧が高い時は頭側を上げる 低い時は足側をあげる
⑤立ち上がる際は高くすると楽
⑥車椅子から移る際はベッドを低くする
⑦キャスター付きの場合はしっかり固定する
⑧ベッドから転落しやすい時は一番低くしておく

 

電動ベッドを使う時の注意点

①上げ下げする時、ベッド柵から手足が出てないか確認

電動ベッドの頭側を上げたり下げたりする際、柵の隙間から手足がはみ出しているとはさまってしまいます。

特に麻痺していると感覚がないと、気が付きにくいので気を付けましょう。

 

②壁と微妙な隙間は開けない

壁とベットの間が少しだけ開いていると、万が一落ちた時にはさまって身動きが取れなくなります。

ピッタリとくっつけるか、動ける程度の隙間をあけましょう。

 

③起き上がれない方は頭側をあげてから起きる

力がない、腰が痛いなどで、寝た状態から起き上がれない方は、ベッドの頭側をあげてから起き上がると起きやすいです。

 

④血圧が高い時は頭側を上げる 低い時は足側をあげる

重力を使って脳への血流量を変化させ、血圧の上下を多少コントロールできます。

病気が原因の場合、必ずしも効果があるとは限りませんが、病院でも取られる方法なので、よかったらやってみてください。

 

⑤立ち上がる際は高くすると楽

ベッドから立つ時は、座面が高い方が立ち上がりやすいです。

立ち上がりが大変な方は、ベッドの高さも上下できるものがよいです。

 

⑥車椅子から移る際はベッドを低くする

移乗は、高い方から低い方へ行く方が楽です。

ベッドから車椅子に移る時にはベッドを高くし、車椅子からベッドに移る時にはベッドを低くします。

ベッドが高い状態で車椅子からベッドに移ろうとすると、お尻がベッドに乗り切れず滑り落ちることがあります。

お尻をしっかり深く座れる高さまでベッドを下げてからベッドに乗り移るようにしましょう。

 

⑦キャスター付きの場合はしっかり固定する

ベッドの足についているキャスターが付いている場合は、動かないようにしっかりロックしましょう。

乗り移る際にベッド柵に体重をかけると動いてしまう可能性があります。

 

⑧ベッドから転落しやすい時は一番低くしておく

ベットから転落してしまう危険がある場合、衝撃を少しでも和らげるためにベッドを低くしておきましょう。

柵を4か所につけてがっちり出られなくしてしまえば落ちる心配もありませんが、施設では身体拘束に当たるため禁止されています。

そのため認知症でナースコールを押さずに勝手に出てしまい危険な方は、落ちることを前提とし、ベッドを一番下まで下げておき、さらに横にマットを敷いて転倒時の衝撃を抑えるようにしています。

 

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■この記事を書いた人(監修)

 

   まるるん

理学療法士(24年)/ブロガー(9年)

2000年に理学療法士免許(国家資格)を取得し病院や介護施設でリハビリ専門職として勤務、2015年からは副業でブログも書いているまるるんです。

福祉用具、リハビリ用品、バリアフリーの温泉宿などを紹介します。

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