リハビリ目的でデイケアを選ぶ時の注意点・選び方

デイケアのリハビリは全て同じ?

通所施設にはデイケア(通所リハビリ)とデイサービス(通所介護)があります。

リハビリを希望するかしないか、どんなリハビリがしたいかでも選ぶ施設が変わってきます。

まずは通いの施設にはどんな種類があるか簡単に説明します。

次に、同じデイケアでもさまざまなやり方があるということを紹介します。

経験からのお話なのでよかったらご参考にしてみてください。

1、デイケアとデイサービスの違い

病院や施設を出たけれど、まだまだリハビリをしたい場合、どのような施設がいいか迷いますよね。

通常、まだまだリハビリが必要と思われ、積極的にリハビリを行って機能回復を目指す方はデイケアを紹介されます。

■デイケア(通所リハ)

『通所リハビリテーション』という名の通り、入浴などの介護サービスに加えて機能訓練が目的の施設なので、理学療法士や作業療法士のリハビリを受けることが基本となります。

施設基準としても理学療法士または作業療法士の在籍が義務づけられているのでいます。

短期集中リハビリテーションというものがあり、退院日または要介護度の認定日から3ヶ月は40分のリハビリを受けることができます。

細かい基準があるので詳しくは担当のケアマネージャーさんに聞いてみてください(これは短期集中リハビリテーション加算をとっていない施設ではできません)。

これを知らずにいて40分できる機会が過ぎてから通所される方も多いので、退院後のリハビリを考えている方は早めに行先を考えておきましょう。

短期集中リハビリテーションの期間を過ぎると個別で何分やらなければいけないという基準がなくなります。

そのため、リハビリ自体の時間が短く10分くらいだったり、集団体操のみだったり、ほぼ自主訓練というようなところもあります。

今まで私がいたところでは、

・リハビリ専門職が5分ストレッチのみであとはデイケアの方での集団体操

・リハビリ専門職のかかわりは5分程度だけれどそのほかにマシーンや平行棒を使った歩行訓練などの自主トレをする

・1対1でリハビリスタッフがじっくりリハビリするところ

がありました。

■デイサービス(通所介護)

こちらは介護サービスが目的なため、リハビリ専門職の在住は義務付けられていません

施設によっては一人くらいいることもありますが、1対1ででしっかりとしたリハビリを期待することは難しいでしょう。

リハビリスタッフは、介護スタッフへの指導などがメインになると思います。

リハビリメインでないためレクレーションなどはデイサービスよりも充実しているところも多いので、体はある程度元気なので楽しみとして通いたいという方はデイサービスの方がよいかも知れません。

また、デイサービスでもデイケアでも短時間デイというものがあり、半日だけ行くというものがあります

けれど、機械を用いた筋トレなどのメインに行うリハビリ特化型デイサービスもあります

そういったところでは筋トレなどを行いたい方はデイケアよりも設備が整ったデイサービスの方がいいという方もいるかも知れません(こちらの記事参照)。

半日型のデイは、『入浴だけ』『リハだけ』という感じで、レクレーションなどはほとんどやらないこともあります。

2、デイケアでのリハビリのやり方の違い

デイケアでのリハビリについてお話します

私が務めた経験からのお話なのでご参考までに!

■担当制か否か

リハビリは、完全固定の担当制のところとそうでないところがあります。

助手が多くかかわるところもあります。

集団体操など、個別ではなく集団でのリハビリの場合もあります。

病院に比べリハビリスタッフは少ないです。

日替わりのパートスタッフがほとんどのところもあります。

担当制のいい所は、一人のセラピストが常に見てくれるので些細な変化なども分かりやすく、状況に合わせてその都度リハビリ内容を変化させて行っていくことができます。

また、ぎりぎりまで攻めたリハビリを行えます。

担当制の悪い所は、相性の合わないセラピストに当たってしまった場合でもずっと同じ人が担当するところです。

非担当制のいい所は、いろんなセラピストが担当することでいろんな方面から状態を見れるとことです。

非担当制の悪い所は、利用者さんのことをあまり把握できていないので、当たり障りない程度のリハビリで止めておいたり、決められたプログラムに沿って行うことが多いことです。

常勤のセラピストが決めたプログラムをパートのセラピストが行ったりします。

場合によってはその時担当したセラピストにお任せで、毎回違う訓練内容に戸惑うという場合もあります。

できれば担当制の方がいいと思います。

ただ、自主トレや助手と行うことが多いようなところでは、担当制でもそうでなくてもさほど変わらないです。

≪まとめ≫

担当制の所の方が体調管理や柔軟な対応ができていいと思います。

担当は必ずしも1人でなくても、曜日ごとに違ってもいいと思いますができるだけ決まっていることが望ましいです。

助手任せではなくできるだけセラピストが常についていてくれるところの方が、臨機応変な対応をしてもらえます。

■生活にリハビリを取り入れているか

リハビリ時間は数分から数十分だけなので、それ以外の時間をどのように過ごすかでも変わってきます。

介護スタッフもできるだけリハビリ要素を取り入れた介護をしようとしている施設は、ある程度歩ける方であれば、できるだけ車椅子は使わず、付き添いでトイレやお風呂まで歩いて行くところもあります。

けれども、スタッフ数が少なかったり、リハビリはリハビリの時間だけと考えているような施設では、ご本人が強く希望しなければ車椅子で自立されている方をあえて歩かせるようなことはしないというところもあります。

≪まとめ≫

リハビリの時間よりも、それ以外の時間の方が圧倒的に長いです。

生活にリハビリ要素を取り入れている施設の方がリハビリ効果があがります。

けれど、付き添いでないと歩けない状態で椅子に座らされているよりも、車椅子に座って自由に移動できる状態の方が自由に動けて他の方とコミュニケーションを取ったりしやすく楽しめるという場合もあります。

介護士の都合ではなく、利用者様のご希望にそって歩行にするか車椅子にするかなど決められる施設がいいですね。

3、選び方のまとめ

★個別のマッサージや機能訓練を希望

『デイケア』

(一人のセラピストがずっとついていてくれる所が望ましい)

★マシーンを使ったパワーリハビリを希望

『リハビリ特化型デイサービス』

★リハビリをそれほど希望しておらずレクレーションなど楽しみ重視の方

『作業活動などやレクレーションなどに力を入れているデイサービス』

がよいと思います。

●短期集中リハビリテーション加算をとっている(最初40分やってもらえる)

●担当制か否か

●個別のリハビリをしてもらえるか

など聞いてみましょう。

実際に見学に行って様子を見ながら聞くのがいいですね。

4、その他

リハビリとは関係ないのですが、個人に応じたサービスをどのくらい提供しているかは施設によりかなり差があります。

レクレーションにはほぼ全員参加の雰囲気のところもあれば、参加したい人だけして、テレビを見たい人はテレビを観て、将棋をしたい人は将棋をして、計算ドリルをしたい方は計算ドリルをしてなどと自由なところもあります。

やや若い方や、男性なんかはレクレーションはバカバカしくて参加したくないという方も多いです。

ご本人の満足度を考えると、それぞれにあったサービスを提供してくれるところの方がよいです。

ただ、リハビリという点から考えると、体操などのレクレーションはできれば全員参加で行ってもらいたいところです。

※3年に一度診療報酬の改定などがあり、時間や回数などの制約が変わることがあります。ご了承ください。

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