高齢者・障害者のための履きやすい靴とは
高齢者が楽に履けるリハビリシューズにはいろいろなタイプがあります。
むくみのある人が楽に履ける靴、片麻痺の方が楽に履ける靴、認知症の方が楽に履ける靴、手が不自由でも楽に履ける靴。
人それぞれ不自由さは違うため、履きやすい靴というのも人によって違ってきます。
靴の特徴として、
・サイズが買えるように片足販売の物
・変形に対応した柔らかい物
・横幅が選べる物
・脱ぎ履きしやすいように大きく開くもの
などがあるので、大まかな種類別に分けて紹介します。
屋内のものを屋外で使うことはあまりしませんが、屋外の物を施設で使うことはあります。
1、リウマチ・変形・外反母趾のある方向け
リウマチの方は、指先の変形などが強くなると靴に当たって傷ができやすくなります。
そのため指が曲がっても強く当たらないような靴を選ぶ必要があります。
リウマチの方向けの介護靴は大きく分けて3種類あります。
①つま先の甲の辺りが特にやわらかくて伸びる靴
②柔らかいフットカバー
③甲高を変えられるタイプ
③は次に紹介するむくみがある方向けの靴と同様に、ベルトで甲高を調整できるタイプです。
2、むくみがある方向けの靴
むくみのある方の場合、横幅が調節できる靴が便利です。
むくみがある方におすすめの靴は次の2タイプです。
①横幅が選べるタイプの靴
②横幅が変えられる靴
リハビリシューズと呼ばれている靴は、通常の靴よりも横幅が大きいものまで選べるタイプもあります。
9Eなどはかなり大きいです。
左右で別々に買うことができるタイプもあるので、片方だけ装具をつけている場合などはそちらだけ幅広の物を買ったりもします。
甲の部分がマジックテープで合わせになっているタイプは足のむくみ具合に合わせて調節することができます。
3、脱ぎ履きしやすい靴
高齢者になると、指先が動かしにくかったり、靴ひもを結んだりしにくくなったり、立っているのがやっとだったり体が不自由になってきます。
通常の靴でも楽に履けているならそれでもいいですが、リハビリシューズであればさまざまな工夫があり、簡単に靴の着脱ができるようになっています。
①マジックテープで大きく開閉でき足が入れやすい
②ファスナーがついていて足がいれやすい
③手を使わずにすっぽり入る
ファスナータイプは他の二つに比べるとやや若干難易度が高いです。
屋外用もありますが、屋内用は老人施設やリハビリ施設などでもとても便利です。
お風呂やリハビリ時に何度も脱ぎ履きすることになるので、屋内用は特に脱ぎ履きしやすい物にした方がよいです。
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