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リハビリは痛い方が効果がある?無理をしない方が良い理由

「痛いほど頑張った方が早く良くなる」
「痛みを我慢しないとリハビリの意味がない」

と考えている方は意外といます。

しかし、実際には痛みが強いほど効果が高くなるというわけではありません。

もちろん、体を動かし始めたときに軽い張りや疲労感を感じることはあります。しかし、強い痛みを我慢しながら続けることは、かえって回復を遅らせる原因になることがあります。

特に高齢者は筋肉や関節が若い頃よりも回復しにくくなっているため、「頑張り過ぎないこと」も大切なリハビリの一つです。

痛みには「動かしてよい痛み」と「避けるべき痛み」がある

リハビリ中の痛みにはさまざまな種類があります。

問題ないことが多い痛み

  • 筋肉が少し張る感じ
  • 軽い疲労感
  • 普段使わない筋肉を使った違和感

これらは運動後に一時的に感じることがあり、多くの場合は大きな問題になりません。

中止した方がよい痛み

  • 鋭く刺すような痛み
  • 運動をやめても続く強い痛み
  • 痛みが日に日に悪化している
  • 腫れや熱感を伴う痛み

このような症状がある場合は無理を続けず、担当の医師やリハビリスタッフへ相談しましょう。

まるるん
まるるん

膝関節の痛みや急に起きた肩関節の痛みは、中止した方がいい痛みのことも多いです。腰痛も急激な痛みの場合は安静が必要です。

我慢して続けると逆効果になることもある

「少し痛いくらいなら頑張った方が良い」と思い、無理を続けてしまう方もいます。

しかし、痛みを我慢し続けると体は無意識にその部分をかばうようになります。

その結果、本来使いたい筋肉ではなく別の筋肉ばかり使うようになり、歩き方や姿勢のバランスが崩れてしまうことがあります。

また、膝が痛いから反対側へ体重をかけ続けた結果、今度は腰や反対の膝まで痛くなるケースも珍しくありません。

痛みを我慢することが、必ずしも回復につながるわけではないのです。

まるるん
まるるん

リハビリでは「どこが痛いか」だけでなく、「どんな動きで痛くなるか」を確認することがとても重要です。同じ膝の痛みでも原因は人によって異なるため、痛みを我慢するより原因を確認した方が痛みを軽減しやすくなります。

痛みがあるときは負荷を調整することが大切

リハビリは「できるかできないか」ではなく、「今の体に合った負荷」で行うことが大切です。

例えば、

  • 回数を減らす
  • 休憩を増やす
  • 運動の種類を変更する
  • 歩行補助具を使用する
  • 痛みが少ない範囲で動かす

など、方法を工夫することで安全に続けられる場合があります。

無理をして続けるよりも、適切な負荷で継続する方が結果的に体力や筋力は向上しやすくなります。

痛みが続くときは我慢せず相談しよう

リハビリを続けていても、毎回強い痛みが出たり、運動後に何日も痛みが続いたりする場合は、一度内容を見直した方がよいでしょう。

「頑張りが足りないから痛い」「続ければそのうち慣れる」と思って無理をすると、炎症が悪化したり、別の場所に負担がかかったりすることがあります。

特に次のような症状がある場合は、担当の医師やリハビリスタッフへ相談することをおすすめします。

  • 運動するたびに強い痛みが出る
  • 以前より痛みが強くなってきた
  • 夜も痛くて眠れない
  • 腫れや熱感がある
  • 歩くことや日常生活に支障が出てきた

リハビリは一人で我慢して続けるものではありません。状態に合わせて内容を調整しながら続けることが大切です。

痛みを伝えるときは、「痛いです」だけではなく、「どこが」「どんな動きで」「どれくらい痛いか」を伝えると原因を見つけやすくなります。

例えば「立ち上がるときだけ膝の内側がズキッと痛む」など具体的に伝えることで、より適切なアドバイスを受けられます。

まるるん
まるるん

痛みがあるという方に、いつもと違うことをしなかったか聞いてみると、「そういえば草むしりをした」「衣替えをした」という方がいたりします。前日の生活の様子を聞くと、原因が推測できることがあります。

「少し物足りない」くらいで終えることも大切

リハビリというと、「限界まで頑張るもの」というイメージを持つ方もいます。

しかし、高齢者のリハビリでは、少し余力を残して終えるくらいがちょうど良い場合も多くあります。

疲れ切ってしまうほど運動すると、その後の家事や散歩、食事など日常生活に影響が出ることがあります。また、翌日に筋肉痛が強くなり、「もうやりたくない」と感じてしまう原因にもなります。

毎日少しずつ続けることを考えると、一度に頑張り過ぎるよりも、「今日はここまでにしておこう」と余裕を持って終える方が長続きしやすくなります。

痛みだけでなく体調全体を見ることも重要

その日の体調によって、同じ運動でも負担の感じ方は変わります。

例えば、睡眠不足の日や疲れがたまっている日は、普段より体が動きにくく感じることがあります。

また、風邪気味だったり、食欲がなかったりするときは、無理に予定通りの運動を行う必要はありません。

リハビリは「毎日同じ量をこなすこと」が目的ではなく、体調に合わせて継続することが大切です。

今日はストレッチだけにする、歩く時間を短くするなど、無理のない範囲で続けることが結果的に回復につながります。

まるるん
まるるん

私はリハビリを行う前に、「今日はいつもと比べて体調はどうですか?」と確認するようにしています。同じ方でも、その日の睡眠や疲れ具合によって適切な運動量は変わります。毎日同じメニューをこなすことよりも、その日の状態に合わせて調整することが大切です。

まとめ

リハビリは、痛いほど効果があるわけではありません。

もちろん、軽い筋肉の張りや疲労感が出ることはありますが、強い痛みを我慢して続けることは、かえって回復を遅らせたり、新たな痛みを招いたりすることがあります。

大切なのは、自分の体の状態を確認しながら、適切な負荷で無理なく続けることです。

痛みが続く場合は一人で判断せず、医師やリハビリスタッフへ相談しましょう。

焦らず、自分の体と相談しながら続けることが、リハビリを成功させる一番の近道です。

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