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高齢者が転倒した後に注意すること|受診の目安と対応を解説

「転んだけれど、自分で立ち上がれたから大丈夫だと思った。」
「痛みは少ないようだけれど、病院へ行った方がいいのだろうか。」
「転倒した後、家族は何を確認すればよいのか分からない。」

このような不安を感じるご家族は多いです。

高齢者は骨が弱くなっていたり、痛みを感じにくかったりすることがあり、見た目には元気そうでも骨折や頭部のけがをしている場合があります。

また、転倒は病気や体調の変化が原因で起こることもあるため、「転んだこと」だけで終わらせず、なぜ転倒したのか考えることが必要です。

この記事では、高齢者が転倒した後に確認したいポイントや、受診の目安、家族ができる対応について分かりやすく解説します。

まず確認したいポイント

転倒した直後は、慌てて起こそうとせず、まずは落ち着いて状態を確認しましょう。

意識ははっきりしているか

呼び掛けにきちんと答えられるか、いつも通り会話ができるかを確認します。

反応が鈍い、ぼんやりしている、意識がない場合は、すぐに救急要請を検討してください。

頭を打っていないか

転倒した際に頭を打っている場合は、見た目に傷がなくても注意が必要です。

頭蓋内で出血している場合は、数時間から数日後に症状が現れることもあります。

強い痛みや変形はないか

腕や脚に強い痛みがある場合や、関節の変形、腫れがみられる場合は骨折の可能性があります。

無理に動かさず、早めに医療機関を受診しましょう。

歩けるかどうか

立ち上がれても、歩くと強い痛みがある場合や体重をかけられない場合は、骨折や靱帯損傷などの可能性があります。

無理に歩かせることは避けましょう。

まるるん
まるるん

「歩けるから骨折していない」とは限りません。高齢者では歩ける状態でも骨折していることがあります。転倒後に痛みが続く場合は早めに受診しましょう。

転倒後に数時間から数日で現れることがある症状

転倒直後は元気そうに見えても、後から症状が現れることがあります。

頭痛や吐き気

頭を打った後に頭痛や吐き気、嘔吐が現れた場合は、脳の出血が原因となっている可能性があります。

すぐに医療機関を受診してください。

歩き方が急に変わる

転倒後から足を引きずるようになったり、歩く速度が急に遅くなったりした場合は、骨折や関節の損傷が隠れていることがあります。

普段より元気がない

食欲がない、眠ってばかりいる、会話が少ないなどの変化も見逃してはいけません。

転倒による痛みだけでなく、体調不良や病気が関係している可能性もあります。

まるるん
まるるん

転倒は「結果」であり、「原因」が別にあることもあります。急なふらつきや病気によって転倒した可能性も考えながら様子を観察するようにしましょう。

家族ができる対応

転倒した後は、慌てて動かすのではなく、安全を確認しながら落ち着いて対応しましょう。

まずは安静にして様子を見る

転倒直後は無理に立ち上がらせず、痛みの場所や意識の状態を確認しましょう。

特に頭を打った可能性がある場合は、しばらく安静にしながら症状の変化を観察することが重要です。

痛みや歩き方の変化を記録する

「どこが痛いのか」「いつから歩きにくくなったのか」を記録しておくと、受診時に役立ちます。

スマートフォンで腫れやあざを撮影しておくのもよいでしょう。

転倒した原因も振り返る

段差につまずいたのか、足元が滑ったのか、それとも急なめまいや立ちくらみがあったのかを確認しましょう。

原因を知ることで、再発予防につながります。

まるるん
まるるん

転倒後は「なぜ転んだのか」を考えることも大切です。原因を見つけ住環境や身体機能を見直すことで次の転倒の予防につながります。

家族がやってはいけないこと

無理に立ち上がらせる

骨折や関節の損傷がある状態で無理に立たせると、症状が悪化することがあります。

痛みが強い場合や立ち上がれない場合は、無理をせず救急要請や医療機関への相談を検討しましょう。

「歩けるから大丈夫」と判断する

高齢者では、歩ける状態でも骨折していることがあります。

痛みや違和感が続く場合は、自己判断せず受診するようにしましょう。

様子だけ見て終わりにする

転倒した当日は元気でも、翌日以降に痛みや頭痛、歩きにくさが出てくることがあります。

少なくとも数日は普段との違いがないか観察しましょう。

病院を受診した方がよい目安

次のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

  • 頭を打った
  • 意識がもうろうとしている
  • 頭痛や吐き気、嘔吐がある
  • 歩けない、または体重をかけられない
  • 強い痛みや腫れ、変形がある
  • 痛みが翌日以降も続いている
  • 転倒を繰り返している

特に頭部を打った場合は、数時間から数日後に症状が現れることもあるため、少しでも異変があれば早めに受診しましょう。

また、転倒が続く場合は、理学療法士による歩行やバランス能力の評価、住環境の確認を受けることで、再発予防につながります。

よくある質問(FAQ)

Q. 転倒したあと痛みがなければ病院へ行かなくても大丈夫ですか?

痛みがなくても、後から症状が現れることがあります。

特に頭を打った場合や、普段と違う様子がみられる場合は受診するようにしましょう。

Q. 湿布を貼って様子を見るだけでも大丈夫ですか?

軽い打撲であれば改善することもありますが、骨折や靱帯損傷では湿布だけでは治りません

痛みが続く場合や腫れが強い場合は医療機関を受診してください。

Q. 転倒を繰り返す場合は何科を受診すればよいですか?

まずは整形外科かかりつけ医へ相談しましょう。

必要に応じて、脳神経外科や神経内科などで詳しい検査が行われることもあります。

まとめ

高齢者が転倒した後は、見た目に元気そうでも骨折や頭部のけがが隠れていることがあります。

無理に立ち上がらせず、意識や痛み、歩き方などを確認し、数日間は体調の変化にも注意しましょう。

また、転倒をきっかけに活動量が減ると、筋力や体力が低下し、さらに転倒しやすくなる悪循環につながることがあります。

転倒した原因を見直し、住環境や生活習慣を改善することも再発予防には欠かせません。

頭を打った場合や痛みが続く場合、歩けない場合などは自己判断せず、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

家族の毎日に役立つ情報

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